フリーターと正社員の違いとは?明確な違いを解説します

特に若い世代の場合正社員でも給料が低いためバイトや派遣で働いている知人の方が月収が多いということが多々あります。

私も高校卒業後正規雇用で働いていた会社よりフリーター時代に派遣社員として働いていた頃の方が月収は多かったです。

バイトや派遣でもフルタイムの仕事なら雇用保険や社会保険が付きますのでそうなるとフリーターでいるのも正社員で働くのもそれほど変わらないような気がします。

しかし正社員とフリーターでは月収や保険以外にも大きく違う点があります。

ということで本ページでは正社員とフリーターの違いを書き出します。

目次

福利厚生、待遇面の違い

まず第一に福利厚生といった待遇面が違いますよね。

待遇はもちろん会社によって全然違ってきますが同じ会社に勤めていても正社員とバイトで違うことが多いです。

まずは一般的な正社員とバイトの待遇の違いについて上げてみます。

バイトを含む非正規雇用は雇用期間に定めがある

期間に定めがある雇用形態と言えば「派遣」が有名ですが基本的にバイトやパート、契約社員、準社員等いわゆる非正規雇用の場合はほぼ契約期間に定めがあります。

アルバイトでも半年とか1年という定めがあることが大半で、適当にやっている所を除けば契約期間満了前に書類(雇用契約書)に一筆書かなければいけません。

正社員の場合、基本的に雇用期間に定めがなく、(本人が望めば)原則定年までは働くことが出来ます。

ただ、稀に正社員という枠組みでも「1年ごとの更新」となっているケースもあるようなので、就職活動する際は注意しなければなりません。

※一般的な会社では正社員とその他非正規雇用を区別するために正社員の雇用期間に定めがないことがほとんどですが、法律等のルールに基づいているわけではないので契約更新型の正社員雇用もあるようです。

正社員は昇給と賞与(ボーナス)がある

正社員にあってバイトや派遣等の非正規雇用にないもの、それは昇給とボーナスです。

正社員でもボーナスがない会社は多いですが昇給に関してはブラック色の強い会社を除けばだいたいあります。

バイトでも時給がアップすることは決して少なくありませんが正社員とアルバイトでは上がり幅が全然違います。

バイトの場合時給が上がってもせいぜい10%上がれば良い方ですが正社員の場合長く勤めれば勤めるほどどんどん給料が上がりピーク時には初任給の倍以上になっていることがほとんどです。

ボーナスに関してもバイト等の非正規雇用でも給付される会社もありますが金額は小さく月給の3分の1くらいあれば良い方です。

一方正社員の場合は会社によって幅はありますが少ないところでも月給の1か月分、多いところでは3カ月分が年2回支給されます。

正社員で働いてみようかなと感じた方は下記ページも合わせてご参考ください。

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保険と年金は正社員ならほぼ必ずある

保険に関しても勤める会社によって変わってくることもありますが通常正規雇用(正社員)で勤務した場合必ず健康保険と厚生年金に加入するようになっています。

派遣社員の場合でも中長期的な契約がある場合加入が義務付けられているので加入するようになっています。

バイトやパートの場合でも一定の条件を満たせば加入する権利がありますが、(会社の都合で)付いてないことが多いです…

会社員が加入する健康保険や厚生年金は支払う保険料を会社が一部(約半額)負担してくれるので個人で加入する国保や国民年金よりも負担が小さく済みます。

例えば会社の社会保険(健康保険と厚生年金)に加入している年収300万円の人と国保と国民年金に加入している年収300万円のフリーターでは後者の方が毎月の支払いが多いため手元に残るお金は少ないということになります。

正社員は月給制であることが多い

月給制とは給料月払いという意味ではなく、毎月決まった金額が支給される給料体制を意味します。

給料の金額が毎月決まっているので、休みが多い月(5月や8月、1月等)が他の月に比べて安くなるということはありません。

会社によっては就業日数で給料が変わってくる日給月給と呼ばれる給料体制もありますが、多くは月給制です。

また月給制の場合、会社の規定にもよりますが、通常病気等で会社を休んでも給料は変わりません。※休んだ分が引かれる会社もあります。

この月給制は通常アルバイト等の非正規雇用にはなく、正社員ならではの給料体制であると言えます。

ちなみに有給休暇はバイト、正社員問わず支給されます。

会社によっては社員旅行、イベント等がある

こちらももちろん勤める会社によりますが正社員で働くと社員旅行があったりゴルフやボウリング大会等のイベントがあったりもします。

業種によっては社内だけでなく取引先やその業界の団体が主催するイベント等も開かれたりして様々な人達に出会う機会があります。

フリーターだとそういった機会はあまりありませんのでこれも正社員とフリーターの大き違いだと感じます。

正社員は雇用が保障されている

待遇面の決定的な違いは正社員は会社に生活が保障されているという点です。

派遣やアルバイトの場合契約期間が決まっていてその期間が終了すると継続して雇うかどうか自由に決められます。

バイトや派遣等の非正規雇者は契約期間までしか職務を保障されていません。

しかし正社員の場合一般的に雇用期間が定められていないので本人が辞めると言わない限り原則雇い続けなければなりません。

何故なら会社は正社員を理由もなく解雇することが出来ないからです。

無断欠席や遅刻が多い等の理由で会社に損害を与えた場合や経営悪化による人件費削減等の正当な理由がない限り本人の意向を無視して会社は社員をクビにすることはできません。

正社員として固定給をもらっている場合、

「他の人に比べて仕事が出来ない」

「契約が取れない」

「やる気が感じられない」

等の理由では解雇どころか減給さえも出来ません。

無理に解雇に追い込もうとされたら労働基準局に相談すれば良いだけです。

世間の認識では「従業員よりも会社の方が立場が上」とされがちですが、別に頑張って仕事をしなくても首に出来ない以上、従業員の方が有利な部分も多いです。

仕事内容と教育に大きな差がある

次は仕事内容と教育の違いについて上げてみます。

私が実際に様々な会社で両方を経験して大きく違うと思った点は信用と支払う給料の考え方です。

正社員は責任が大きい仕事を任される

これはよく言われることですが正社員は責任が大きい仕事を任され、バイトや派遣はあまり責任を問われない仕事を任される傾向にあります。

これは支払っている給料に対する対価というよりは単純に辞められないかどうかで決められているような気がします。

正社員の場合辞められるリスクが小さいので責任が掛かる仕事を任せても大丈夫だけど派遣やバイトの場合いつ辞めるか分からないから任せられないというような感じです。

例えば小売店やサービス業等でお金の管理を必ず正社員に任せるのもいつ辞めるかわからないバイトや派遣に任せると盗まれてそのまま逃げられるリスクが高いと考えるからです。

 支払う給料の考え方

離職率の高いブラック企業の場合は別ですが入社してきた人には出来るだけ長く勤めてもらいたいと考える普通の会社は正社員に払う給料や教育費は投資だと考えます。

私も今の会社に入社したばかりの頃は会社負担で1万円以上もするセミナーに何度も受講しましたし県外で開催されるメーカーの勉強会等にも参加しました。もちろん交通費等も支給されます。

会社に貢献してもらうために社員に投資してスキルアップしてもらうという戦略です。

一方でバイトや派遣に支払う給料は必要経費としか考えていません。

経費としか考えられていないので削減するか効率良く使うことしか考えていません。

まとめ

私は正規雇用で3社、非正規雇用で5社ほど勤めた経験がありますが正社員はバイトや派遣と比べてなんとなく会社との距離が近いなあと感じました。

正社員は会社の中にいる人間でバイトはその社員をサポートする人、派遣社員は外から応援に来た人というような感じです。

正社員とバイト、派遣の大きな違いは会社の中にいて守れているかそうでないかというように感じました。

正社員として働きたいと思った人は

現在フリーターをやっていて、

「そろそろいい加減ちゃんと就職したい」

と思っている人は多いんじゃないかと思います。

その際、特に人脈やコネがない場合はフリーターを専門とする転職支援サービスを利用してみましょう。

一般的な求人サイト等では経験者が優遇されるものがほとんどで、フリーターが就職活動で使うのは非効率的です。

フリーター・第二新卒を専門とするジェイックでは学校を卒業して就職せずにそのまま既卒となってしまった方の就職体験記なども紹介されています。

求人も厳選されていますし、何より職場の情報を得ることが出来るので有利に就職活動が出来ます。

求職者側は無料で利用できるので一度試してみてください。ちなみに年齢は35歳までとなっています。

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