フリーターと結婚しても大丈夫?将来どうなるか?

30歳までに結婚したいと考える多くの女性は25歳を過ぎると結婚を考えることが多くなると思います。

少し古いですが厚労省の統計によると平成23年の女性の平均初婚年齢は29歳で、やはり25歳~30歳の間に結婚する割合が圧倒的に多くなっています。

晩婚化が進んでいるので現在は30歳を少し超えているかも。

参考サイト:平成23年人口動態統計月報年計(概数)の概況:結果の概要

25歳くらいで結婚を考える女性はパートナー(彼氏)もやはり25歳前後であることが多く、その年だと定職に就かずフリーターをやっていることも少なくないと思います。

男性の方としてはまだまだ本気で結婚を考えていないパターンが多いですが、女性にとっては結構問題だったりします。

フリーターの彼氏とこのまま結婚しても大丈夫なの?

と思う人も多いでしょう。

なので本ページではフリーターと結婚しても大丈夫なのか?

将来を予測しながら解説したいと思います。

目次

定職に就いてくれないとだいたいヤバイ

結論から言うと早い段階で正社員として働いてくれないと経済的にはものすごく苦労します。

自分が高収入で結婚しても夫を養っていけるくらいの覚悟があるなら別ですが、自分の収入が少なく、夫の収入をベースとして考えた場合、フリーターと結婚すると経済的一生苦労します。

そもそもフリーターに限らず、それなりに高収入を得られる企業で働いている人を除けばだいたい経済的に苦労してしまうのが現代の日本です。

質素な暮らしでも年収400万は最低必要

私は「お金持ちと結婚して玉の輿に乗りたいと思っていない」、「質素で普通の暮らしで良い」と思っていても、正直なところ、現代でいわゆる普通の生活をしたければ最低でも年収400万円は欲しいところです。

もちろん共働きだったとしても、です。

年収400万円と言えばだいたい月収30万+ボーナスといったところ。手取りで20万後半くらいです。

自分(妻)の給料を合わせて最低600万円は欲しいところです。これくらいあれば質素ではありますが、なんとか普通の生活が出来ると思います。

ちなみに多少のゆとりのある普通の暮らしがしたければ世帯収入800万くらいは欲しいところです。

多少ゆとりのある普通の暮らしとは、大学進学分の学費が貯蓄出来て、年に1回程度海外旅行等に行ける程度をイメージしてください。

フリーターで年収400万は厳しい

時給で計算されるフリーターで年収400万円(月収約33万)を得るのは現実的ではありません。

時給1,000円でも月に330時間以上働かなければ月収33万円を得ることはできません。

月330時間というのは毎日休みなしで10時間働いても足りないくらいです。これは現実的ではありませんよね。

一般的にそれなりに頑張って働いているフリーターでも年収は200万円~250万円ほどと言われています。

時給1,000円で8時間×25日勤務でだいたい月収20万円ほど。年収だと240万円くらい。

週一の休みで頑張って働いても時給1,000円だと年収240万円ほどにしかならないわけです。

年収200万円の生活とは?

仮に年収200万円のフリーターと結婚した場合、どのような生活が待っているか?

また、将来はどうなるか?

夫婦共働きで子どもがいなければそれでも割と豊かな暮らしが出来ると思います。

夫婦二人合わせて世帯収入が月に30万円程度あればそれほどお金に困るような生活にはならないでしょう。

しかし、当然良い暮らしはできません。

世帯収入が30万円あっても、税金や社会保険、家賃、光熱費等で毎月固定費が掛かるわけですから、手元に残るごくわずかです。

それでも二人だけなら無駄遣いしなければ月に数万円残る程度の暮らしが出来るでしょう。

子どもを養うのは難しい

夫の収入が200万円程度の家庭では子どもを養うのはかなり難しいです。もちろん国の制度等を利用したり、子どもの学歴などに全くこだわりがなければ問題とはならないでしょう。

多少食費、衣服費が増えたところで大きな圧迫にはなりません。

しかし子ども部屋が用意出来る住居に引っ越したり、学費を貯蓄するといったいわゆる普通の暮らしは絶望的です。

また、何より問題なのは育児によって自分(妻)が働けなくなる間の生活です。

この間は夫の収入のみの生活となるわけですから、その前にそれなりの蓄えが必要です。

今回、「フリーターと結婚した場合」としていますが、正規雇用者でも年収200万円程度しかない人は大勢いて、そういう人達は経済的な理由で子どもを諦めざるを得ない状況にあります。

老後は国に頼るしかない

フリーターの末路は最悪の場合生活保護…という記事でも書きましたが、ずっとフリーターでいることの最大の問題は老後です。

フリーターが加入する国民年金は満額支払っても月計算で5.4万円程度しか支給されません。

月5.4万円では持ち家でも生活するのは厳しいです。

現状ではまだ表面化されていませんが、近い将来大勢のフリーターやニートが高齢となり、生活保護が急増すると予想されます。

彼氏に就職してもらうのが無難

フリーターと結婚するとヤバイ…

と思って別の人に簡単に乗り換えられるなら良いですが、そんなわけにもいかないと思います。

経済的な面では心配だけど、この人と将来結婚したいと思う人も多いでしょう。

その場合はやはり彼氏に就職してもらうように促すのが一番確実です。

世の中には定職に就かずに高収入を得ている人も大勢いるのは確かです。

投資家や起業家と呼ばれる人達です。

そういった素質がある、というなら別ですが、一般的にそれは現実的ではありません。

定職に就いたからといって安泰というわけではありませんが、現状ではやはり定職に就くことが最も堅実で安泰の近道と言えると思います。

20代であれば正社員は難しくない

近年は少子高齢化が急速に進み、労働力不足が懸念されています。

そのため10年くらい前は定職に就きたくても就けない人がたくさんいましたが、今は若いというだけで人材を欲する企業が増えてきました。

フリーターやニートを専門とする就職支援会社が多数あることから、若ければフリーターでも就職するのはそれほど難しくないと考えます。

ただし「若い」ということが条件です。

上記就職支援会社はいずれも20代向けのサービスで、現状では30歳以上のフリーターを専門とする就職支援サービスはありません。

まとめ

私は恋愛感情で結婚することはとても良いことだと思っていますが、恋愛感情だけで結婚するのは危険だとも思っています。

特に将来子どもが欲しいと考えた場合、子どもの人生を考えると自己責任では済まされないからです。

もし彼氏がまだ若いのならチャンスはいくらでもありますから、将来を考えていることを伝え、定職に就いてもらうように促してみてください。

若くないフリーター、30歳以上のフリーターの場合でも難しいですが、定職に就けないわけではありません。本人の努力次第です。

いずれの場合ににしても本人にその気がないと、決断をせざるを得ないかもしれません…

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