フリーターでも採用される人の職務経歴書の書き方

書類選考を行っている中途採用試験で重要な要素となってくるのが職務経歴書。

最近では募集要項に履歴書だけでなく職務経歴書を求める企業が増え、転職経験のない人は結構悩まされますよね。

しかし職務経歴書はフォーマット(形式)が決まっていないので他の応募者と差別化を図ることが出来るのでポイントを押さえておけば有利になる場合もあります。

職務経歴書の完成度によって書類選考で合否が決まることも少なくありません。

このページでは主にフリーター、第二新卒者向けの受かりやすい職務経歴書の書き方を説明します。

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目次

受かる職務経歴書のポイント

職務経歴書はフリーフォーマット(形式自由)ですが以下のポイントを押さえて作成しましょう。

そのポイントとは、

・表等を使って見やすく丁寧に作成する
・自分の強みを強調するように作成する
・不要なことは書かず、簡潔にまとめる

の3つです。

見やすい書類を作ろう

特に事務職や営業職等デスクワークをする可能性のある職種に応募する場合は職務経歴書の作り方が書類選考の合否に大きく左右する可能性があります。

中途採用の求人募集はたとえ未経験OKであっても一から教育する新卒者とは違い、出来る限り速い段階で戦力として活躍してくれる人材を期待しているのでwordやExcelを使った書類作成能力が求められることはよくあります。

大まかな項目を決めよう

見やすく伝わりやすい職務経歴書を作るためにまず大まかな内容を決めましょう。

職務経歴書の一番の目的は職務の経歴を記すことですが、それ以外にも履歴書に収まらない資格やスキルの詳細、活かせる趣味、嗜好について、志望動機、自己PR等を記載してアピールすることも出きます。

フリーフォーマットなので職務経歴さえ書いておけばそれ以外は別に何でも構いません。

項目の数量としては読みやすさと内容の充実さを考慮して3~4項目程度が良いでしょう。

フリーターや第二新卒で正社員経験が少ない場合どうしても職務経歴欄が薄くなってしまうので自己PR等他の項目でカバーしましょう。

職務経歴
志望動機(その仕事を希望する理由等)
自己PR(活かせるスキル、資格、経験等)

というような項目で作成するとやりやすいです。

職務経歴は表を使おう

職務経歴は箇条書きになってしまうので表を使って見やすく書きましょう。

画像はリクルートエージェントから無料でダウンロード出来るテンプレートを少し改良したものです。

職務経歴書はフリーフォーマットなので関連する職歴、活かせる職歴については広い枠で詳しい内容を作成し、そうでない職種は手短に書く等工夫して作ると良いです。

強みを活かして作成しよう

職務経歴書は履歴書と違って自由に書けるので自分の強みを強調して書くようにしましょう。

ただ、この場合の強みというのはただ単に自分の得意分野のことではなく応募する仕事に対して活かせる能力であるかどうかが大切です。

例えば電気工事や建設業等を応募する際にExcelのマクロが得意等コンピュータ系の強みをアピールしてもほとんど意味がありません。

「以前勤めていた接客の仕事ではお客様の要望をヒアリングし、それに合った商品の提案を行いお客様の期待を超えることを心がけていました。その経験を営業職でも活かせると思い・・・」

というように他業種でも活かせるスキルを探しだし結び付けることで即戦力になることをアピールすることが出来ます。

不要なことは書かないこと

職務経歴書でやってしまいがちなことは不必要なことを書いてメリハリのない書類になってしまうことです。

例えば応募する職種、業種と関連性のない職歴をダラダラ書いてしまったり、強みにならない的外れなスキル、経験をアピールしてしてもプラスにはなりません。

それどころか、アピールポイントがずれていると求めている人材と違うと思われてしまったりそもそも相手に「何故応募したのか?」が伝わりにくくなってしまうので不採用になってしまう可能性が高いです。

職務経歴書は応募する職務に対しての自分の強みを強調して、関連性の薄い職歴やスキルは手短に書きましょう。

分量は基本的にA4用紙1枚に収まる程度がベストです。

まとめと項目別補足

以下、まとめとフリーター、第二新卒者が使いやすい職務経歴書の項目の補足です。

1.職務経歴

上述した通り、表を使って見やすく書きましょう。応募する職務に関する内容を濃く、関連性の薄いものは手短に書きましょう。

2.資格

職務に関連のある資格を書きましょう。その際単純に資格名や取得日だけでなく活かせると思われる内容も添えると効果的です。

特にない場合は項目そのものが不要です。自動車免許のような履歴書で済むものを改めて書く必要はありません。

関連記事:経験なしだけど就職したいフリーターが取ると良い資格

3.志望動機

その会社を志願した理由、その業種、職種を選ぶ理由を書きましょう。

志望動機は標準的な履歴書にも書くスペースがあるのでここではそれに収まらないくらいのボリュームで書きましょう。

履歴書にはその会社を選んだ理由、職務経歴書にはその職種、業種を選んだ理由というように分けて書くのも良いと思います。

関連記事:フリーターは志望動機を聞かれたらどう答えるべきか

4.自己PR

学生時代や過去の職務で応募する会社で活かせると思うアピールポイントを書きましょう。

例えば学生時代のリーダー経験、営業職希望なら接客業や販売経験、事務職ならwordやExcelのスキル等。

関連記事:フリーターは自己PRで何をアピールする?書き方について解説

志望動機、自己PRが思いつかない場合

職務経歴書の中身が思いつかず、全然書けない場合は一旦その会社を応募するべきか改めて考え直した方が良いです。

志望動機が思いつかないということはその会社に本当に入社したいと思っていないということですし、自己PRが思いつかないということはその会社に役立つ経験、スキルがないということなので受かる見込みがあまりありません。

書類で思いつかないことは面接で絶対答えることが出来ないのでネットで調べた言葉を無理矢理使って繋げてもきっと受からないと思います。

フリーターでもある程度濃い内容を書くことが出来れば書類選考を十分通過出来ますし一つ作っておくと使いまわしが利くので手を抜かずしっかり作成しましょう。

ちなみに私は丸二日くらい掛けて作りました。

転職繰り返していたのでそれくらいしないと厳しかったです。

志望動機、自己PRを作る

採用試験があるがために、就職活動、転職活動は試験で決まってしまうと勘違いしてしまいがちですが、実は採用の決め手の大半は試験の良し悪しではありません。

当たり前ですが企業は試験の結果が良い人材よりも、本質的に良い人材を求めています。

「志望動機」という一つの判断基準があるとするならば、書類や面接で取り繕った動機よりも、その考えに至った背景の方が重要で、

「やりたい、入りたいと思った」

というアピールよりも、

「過去に〇〇があったから入りたいと思った」

という背景の方が重要です。

自己PRにしても書類で「〇〇が得意です」と書くよりも、

「〇〇をしてきたから得意」

という実績、背景の方がずっと重要なわけです。少し専門的な言葉を使うと「コンテクストが重要である」というわけです。

そういったコンテクスト(実績、背景)は応募種類や面接ですぐに作れるものではありません。

応募する前から事前に構築する必要があるわけです。

これを作る方法としては、例えばIT関連の仕事なら、独学でプログラミングをやったりwebサイトを作ったりする等があります。

多くのケースで就職する前に実務経験を積むことはできませんが、それに近い経験を積むことができる分野は少なくありません。

特にやりたい仕事がいまいち浮かばない、という人は本屋にでも行ってみて出来そうなところから探してみると良いです。

本を読んで、興味を持って、多少なりともその仕事に触れれば職務経歴書に書く志望動機、自己PRにリアリティが出てきます。

良い書類が作れる人はそれに至る背景が必ずあります。

就職支援会社を活用しよう

履歴書、職務経歴書の書き方が分からない、やりたい仕事がない、自分の能力が生かせる仕事が分からないという人はフリーターを専門とする就職支援会社、人材紹介会社を利用してみるのも良いと思います。

人材紹介会社はリクルートエージェントやDODA等が有名ですがフリーターを専門とするタイプの人材紹介会社も数社あります。

下記ページで紹介しています。

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人材紹介会社は求職者側は完全に無料で利用出来るので試しに利用してみてください。

ちなみにジェイックという紹介会社は書類選考をせずに面接までいけるので職務経歴書を作成する必要がありません。

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