派遣社員は正社員の入り口になる?経験者がまとめます

派遣社員は契約期間こそあれど、普通のアルバイトやパートと比べ比較時給が高いことやフルタイムの場合社会保険の加入もあるため、継続的に働いている人も多いかと思います。

私も約3年程派遣で働いたことがあり、今思うとその時が一番楽に稼げていたなあと思っています。

現在派遣社員の数は約119万人(2014年のデータ)で、就労人口の約2.3%なっています。こう見るとかなり少数派ですね。

※ガベージニュースより

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地方では派遣社員の方が給料が良いという現実

都会の方はそんなことないと思いますが、地方では正社員で働くより派遣社員でいるほうが給料が良いことが多いです。

私もまさにその一人で現在正社員で結構長時間働いていますが未だに派遣で一番貰っていた時より給料が安いです。

例えば地方だと正社員でも総支給が月15万以下程度というのはざらにあります。

しかし派遣社員だと地方でも時給1,000円以上が相場で、8時間で月20日間働いたら16万になります。

更に派遣の場合ちゃんと残業代も出るので週20時間残業したら+2万で18万です。時給がもう少し良いところなら20万以上軽く貰えます。

しかし地方だと専門職や技術職でもない限り就職して20万以上貰うって結構難しいです。現に私も現在就職して3年目ですが未だに総支給20万の壁を越えられないでいます。

私に限らず派遣社員で月20万以上貰っている人が適当に就職しても今の給料より下がってしまうケースは少なくないでしょう。

例えば私の場合、派遣で半年くらいの中期でスーパーの仕事をしていたんですがその時の時給は約1,000円程でした(これは地方でもかなり安い方です)。

時間はフルタイムではなく朝の7時から昼の1時までの6時間、週5日勤務なので月約12万位の仕事でした。

しかし同じ会社で正社員とて勤務している大卒生の給料は約15万程度。時給1,000円にも足りてないです。残業代がしっかりもらえればいいんですが、実際貰えないケースも多いですよね。

契約期間は最長3年という現実

現在派遣社員の派遣先での契約は最長で3年となっています(1年契約で延長が3年まで)。

以前はソフトウェア開発等、一部専門職には最長期間が定められていなかったんですが、2014年4月よりすべての派遣先での契約の最長が最大3年迄となっているようです。

つまり同じ派遣で会社で勤務出来るのは最大3年迄で、それ以降は正社員、もしくはバイトなどの非正規雇用でその会社に直接雇用されるか、別の派遣先に変えなければなりません。

リーマンショックがあった2008年に大問題になった製造業の派遣切りは、実はこの制度のためでもあります。

製造業の派遣が解禁されたのが2004年で、その後自動車の製造業の派遣社員が急速に増えました。そして彼らが3年目を迎える頃にリーマンショックによる金融危機のため契約満了を迎えた派遣社員が大量に切られたわけです。

契約満了の恐怖

私は派遣社員としてスーパーで働いていた頃が今までで一番快適だったかなあと思っています。

仕事そのものも嫌いじゃなかったですし、社内の人間関係も良好で何より普通に働いているだけで結構評価されたのでいろいろ満たされていいました。

朝早いのが辛かったですが、仕事に対してほとんどストレスを感じることがなかった職場は多分他にありません。

しかしその仕事は元々3カ月~半年くらいの中期予定だったため、ダラダラと続けさせて頂きましたが約1年で契約満了となりました。今思うと準社員の試験受けとけばよかったかなあと思っていますw

派遣から就職を

派遣という雇用形態は気楽でいいですよね。責任もないし辞めたいと思えば契約満了で辞めてしまえばいいし。

ですが自分が意図せず辞めらざるを得ないことにもなりやすい派遣はやっぱり安定しません。

たとえ契約満了になっても別に他の会社に行けばいいとは思いますが、それでもやりたい業種、仕事が出来ない可能性も高いです。

もし、派遣先の企業から直接雇用の話があったら極力乗った方がいいんじゃないかなと経験者の私は思うわけです。まあ嫌なとこなら「だが断る!」でOKですが。

就職って縁なんですよ。

縁があったところに「ポーン」と入っちゃうのが一番簡単です。

「うちに来ないかい?」

派遣でも一生懸命働けば高確率でそんな声が掛かります。20代でも後半に差しか掛かってくるとフリーターから定職に就くのは難しくなってきます。

派遣なら案外そのまま派遣先の会社に就職することは珍しくない話です。

将来就職を考えているなら今働いている会社に就職する気で今の仕事に取り組んでみると道が開けるかもしれません。

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