昇給1,000円は安すぎる?昇給の低い会社で年収を上げることは出来るか解説します

仕事はきつくなる一方なのに「なかなか年収が上がらない」「自分の年収はどのくらいまで上がるのだろうか」などと不満を感じている人は多いと思います。

「このご時世、昇給があるだけまし」と半ばあきらめながら仕事をしている場合もあると思いますが、昇給1,000円はちょっとあんまりですよね…

例えば毎年昇給が1,000円程度であったとしても、10年働いて給料が増えるのは、たったの1万円です。

昇給の平均額は中小企業では3,000円~4,000円程度とされているので(これでもかなり安いですが)

「1,000円はあんまりだ…」

と思ってしまうのは当然のことだと思います。

関連記事:昇給1万円…これって多いの?少ないの?実際の金額を基に解説します

日本の会社は歩合給の仕事を除けば能力や成果に応じて大幅に給料が上がることはないため、昇給額の低い会社で働いている人は年収を上げたいのであれば、昇給以外の方法を使うしかありません。

本ページでは、昇給額1,000円の会社で年収を上げることは出来るかどうかと、年収を上げる方法について説明します。

結論からいうとそういった会社に勤めている場合、

1.出世して役職に就く
2.昇給が見込める部署に配置転換する
3.転職する
4.副業で稼ぐ

等の選択肢があります。

目次

出世して役職に就く

定期昇給で大幅な年収アップは見込めない場合、その会社で大きく収入アップを図るには役職に就くしかありません。

会社によって変わってくることもありますが一般的な会社の場合、平社員から係長に、係長から課長に、課長から部長へと出世することで年収アップが期待できます。

昇格して役職に就けば役職手当も期待できますし、基本給が上がればボーナスも上がるので大幅な年収アップを見込むことができます。

ただし役職が上がるということは必然的に責任も重くなりますし、それに伴う仕事の忙しさも増えますので、背負う覚悟が必要となってきます。

また、役職、管理職の椅子には限りがあるので上に行けば行くほど出世レースで勝てる人材にならなければいけません。

中小企業の場合、家族や身内を優遇していたり、ポストが少なかったりして、そもそも役員になれる希望が非常に低いケースもあります。そのような場合出世による収入アップは難しいです。

昇給が期待できる部署に配置転換する

同じ会社だとしても、仕事内容によって給料に差が出てくる場合もあります。

そこそこ規模の大きい会社では、自分の今いる部署ではあまり給料は高くないけれど、他の部署では景気の良い話を聞くなどという経験はあるのではないでしょうか。

そういったところを候補に考えても良いでしょうし、例えば部署を立ち上げるための投資が多く、人員が少ないところも狙い目と言えます。

お金がかかっている部署に対しては「どうしても回収したい」という会社の思いがあるでしょう。その事業に対して簡単に撤退命令を出すことは難しく、会社としても力を入れるとも考えられるからです。

実際建設業では、伸び悩みが見られる国内事業から可能性のある海外事業に異動し、給料アップを実現させたなどという事例もあるようです。さらには海外での経験が実績として認められ役職が上がるケースも考えられます。

社内で情報を集めることで、出世出来るかどうか、高い昇給を得られるかどうかがある程度分かると思います。

まずは情報を集め、可能であれば人事部に配置転換、異動を希望してみましょう。

転職も視野に入れよう

自社で年収を大きく分ける方法を見てきましたが、そもそも「出世する枠がない」「魅力的な他部署が見当たらない」などの場合も考えられます。そういった場合は転職を視野に入れても良いでしょう。

以前と比べれば転職をするための情報も手に入りやすく、転職自体のハードルも下がってきたとも言えます。自社に不満があり年収を上げたいと考えるならば転職が効果的です。

ただし、転職をしたからといっても必ず給料が上がるわけではない点については注意が必要です。

年収を上げる転職の方法

では転職を成功させた人には、どのような特徴があるのでしょうか。

転職サイトdodaの自社調査によると「年収平均金額アップ率」が最も高かったのは20代後半です。その後、年齢が上に行くにつれて割合が下がっていく傾向にあり、転職はやはり若い世代が有利と言えそうです。

業種別で見てみますと「専門商社・人材サービス・金融」から転職をした人の割合が高い傾向にありました。専門性のあるスキルを持っている人は、その技術を転職先でも認めてもらいやすいためと考えられます。

とはいえ、いざ「転職をしよう」と考えてもそれまでの転職回数が多いと、マイナス評価を受けてしまう場合もあります。転職の際は慎重さが必要になってきます。

まずは自分がこれから転職して収入アップが期待できるか、自分がどの程度転職市場で価値があるのか、転職エージェントサービス等で相談してみることをお勧めします。

転職エージェント等も活用しよう(参考)

転職を検討する際はdoda(デューダ)等の転職エージェント、転職支援サービスを利用してみるのも一つの手です。

転職活動はまず自分に適した企業選びから履歴書、職務経歴書等の書類作成及び送付、面接と非常に労力が掛かります。

転職エージェントを利用すればキャリアアドバイザーがマッチする求人を紹介してくれるので企業選びが楽になり、書類対策、面接対策もアドバイスしてくれるので採用率もグッと高まります。

またdodaのような大手転職エージェントは大半が非公開求人となっているため、ライバルとの差を付けることが出来ます。

転職エージェントは私達求職者側は登録から内定決定まで完全無料で利用することが出来るので、転職を検討している人は利用してみると良いです。

転職エージェントについて詳しく知りたい方はこちら

場合によっては副業も視野に入れる

昇給、昇格(出世、昇進)、配置換え、転職までもが厳しい特に35歳を超える人の場合、賃金を大幅にアップさせることは正直に言って絶望的です。

詳しくは後述しますが日本型の企業では、将来高い収入を得られるかどうかは会社(企業)に依存するからです。

35歳以上だと転職も難しいため、絶望的です。

その際は副業で年収アップを図るという手段があります。

ここでの副業とはコンビニや牛丼チェーンでアルバイトするものではなく、クラウドソーシング等を活用して仕事を受注したり、株やFX等の投資(投機)、ウェブサイトやブログ運営等で得られるアフィリエイト報酬等のことを言います。

ただしこれらは副業で年収アップ!はあまりオススメ出来ませんでも詳しく述べていますが、生半可な気持ちでは出来ません。

何故ならそれらいずれもそれを専門としてる個人、法人と同じ土俵で戦うことになるからです。

クラウドソーシングのウェブライティング一つとっても、それを専業とするフリーランサー(個人事業主)はたくさんいますし、ライティングサービスを提供する会社も多数存在します。

企業との雇用関係にあるアルバイトならそういった人達と仕事の奪い合いになることはありませんが、事業としてやる副業は片手間でお小遣い稼ぎに、とは簡単にいかないのが現実です。

ただ、雑誌やネットで取り上げられている「副業で稼いだ」は本当?でも詳しく述べていますが、副業で月10万円以上収益を上げている人、本業以上の収入を得ている人は実は少なくありません。

なので本当に「絶望的な状態」にある人は真剣に取り組んでみることをお勧めします。

まとめ

日本型の企業は従業員の能力や成果によって大幅に給料を増やすことがないため、昇給額を上げられるかどうかは会社の制度に委ねられます。

昇給額が小さい会社ではずっと昇給額は小さいままですし、1,000円しかなければずっと1,000円のまま。場合によってはなくなる可能性をあります。

会社にとって重要な価値のある人材にでさえも高い給料を支払う会社は少ないです。

もし自分が正当に評価されていないと感じたら、まずは配置換え、それが出来ない場合は転職を検討しましょう。

転職が難しい年齢の場合は本気で副業に取り組んで見るのも一つの手です。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次