20代で「未経験の職種や業種への転職」を希望している人は多いと思います。
特に新卒で入社した会社は社会人経験、就労経験がない状態で就職したわけですから、実際に働いてみて、
「自分の肌に合わない」
「自分の性格に向いていない」
と感じるのはむしろ当然のことです。
ただ、一般的に転職では「経験がある仕事」や「業界や業種が近い仕事」が良いとされており、未経験の業種、職種への転職は難しいことも多いです。
未経験職種、業種への転職は無謀なのか?
結論から言うと、20代であれば未経験の職種、業種への転職は可能で、むしろ20代だからこそできる選択であると言えます。
本ページでは、20代で未経験職種、業種への転職はできるかどうか、注意したい点等解説します。
目次
20代で未経験職種、業種への転職は無謀ではない
厚生労働省が取りまとめた「新規学卒者の離職状況(平成25年3月卒業者の状況)」によれば、大学卒業後に新卒として入社して3年以内に離職する人の割合は31.9%、短大などでは41.7%、高校では40.7%という結果でした。
つまり新卒で入社した10人のうち3~4人程度の人が3年以内にその会社を退職しています。
20代において離職・転職を経験する人が多く存在しているというのが現実であり、それを受け入れる企業も多いです。
未経験の職種や業種を狙うなら若いうちに転職すべきです。
というのも20代であれば柔軟性や吸収力も高く、体力も十分に備わっています。多少の経験不足は体力気力でカバーできる部分も多く、早いタイミングで社内において戦力となり働ける可能性は高いでしょう。
企業側からしても「若い」ことは1つの武器でもあり、ポテンシャルを見込んで採用されるパターンも十分あります。30代・40代など他と比較しても選択の幅は広いといえます。
20代で未経験職種、業種へ転職するときのポイント
20代で未経験職種・業種への転職を検討する場合に注意することはどんなことがあげられるでしょうか?
ポイント、注意点として主に5つありますので、それぞれ解説していきます。
若さ、やる気をアピールする
20代であれば若さ・やる気・元気など「フレッシュさ」は貴重な武器となります。落ち着いた世代に比べるとスキルや能力などよりも若いというイメージ力で乗り越えていける部分も多いでしょう。
企業側としても年齢が若い=元気でガッツがあるということを大前提で考えている場合もあり、能力やスキルを無理にアピールするよりも20代という年代ならではの武器をアピール材料にした方が得策です。
自分のスキルや能力が活かせる仕事を選ぶ
20代であっても前職にて多少の社会人経験を積んできているでしょう。企業が求める程度のスキルや能力は身についている場合が多いといえます。
逆に言えば、新卒のようにまっさらな状態での社員教育をする必要が少なく、企業側としてもメリットは多いのです。
これまでの社会人経験を活かせるような仕事を選ぶといいでしょう。
例えば、前職で営業をやっていてコミュニケーションスキルがあるなら、人と接する仕事を選ぶこともおススメです。異業種、異職種でも前職の経験が活かせるケースは多々あります。
人脈やコネを使う
人脈やコネも重要な武器です。人脈はコミュニケーション能力があってこそ大きく広がっていくというものです。自分の能力を活かして広がった人とのつながりを存分に活かしましょう。
企業側からしても、全く未知の人を雇うということは多少の不安やリスクを感じる可能性があります。万が一すぐに退職してしまったら、企業としても採用に関わる費用を損失したことになってしまいます。
企業にとって既につながりがあり強固な絆が生まれているような人と知り合いであれば、あなたを雇うことに不安を感じることなくむしろ温かく迎え入れてもらえるでしょう。
迷ったら「営業、サービス業」を狙う
未経験の職種や業種にチャレンジしてみたいけど「どれがいいのか迷っている」そんな場合には営業職・サービス業を狙ってみるといいでしょう。なぜなら、未経験でも採用される可能性が高いためです。
そもそも営業職や・サービス業は人と接する業務内容がほとんどを占めています。特別な資格やスキルではなく、むしろ現場で着実に経験を積んでいくことが「見えないスキル」となり、あなたの武器となるでしょう。
特にサービス業や小売業などは慢性的に人手不足です。転職において売り手市場ともいえるので、自分に有利に転職活動を進めていくことが可能なのです。
転職エージェントを利用する
20代で転職を考えてる人の中には、仕事をしながら自分一人ではなかなか転職活動に注力できないという人もいるでしょう。そいういう人は、転職エージェントを利用がオススメです。
未経験でも応募可能で採用されやすい求人をピックアップしてきてくれる場合があります。転職活動がスムーズにいかず選考に通らないといった悩みをもつ可能性も少ないでしょう。
なかには非公開求人もあり、自分に適した求人を客観的に判断して紹介してくれるはずです。転職活動において最も悩む方が多い、面倒な書類作成のアドバイスや面接の調整なども行ってくれるので効率的に転職活動を進めることができます。
まとめ
20代での未経験の仕事へ転職を考えている人は多いでしょう。
「未経験の仕事にチャレンジするのは無謀か?」と不安になるかもしれませんが、そんなことはありません。
20代で未経験の仕事に転職することはできます。
そのためには下記のポイントに注意するべきと紹介しました。
- 若さ、やる気をアピールする
- スキルや能力が活かせる仕事を選ぶ
- 人脈やコネを使う
- 営業、サービス業を狙う
- 転職エージェントを利用する
20代というは「若い時期」であり、若さは大きな武器になります。
今回紹介したポイントに注意して、転職に挑戦してみませんか?