転職をすると、給料が上がる人と下がる人がいます。
転職して給料が上がるに越したことはありません。
では、転職して給料が上がる人と下がる人がいるのはなぜなのでしょうか?
本ページでは、転職して給料が上がる人と下がる人の違い、どうすれば給料が上がるのかについて解説します。
結論からいうと、給料はその人の市場価値によっておおよそ決定されるので、転職市場で市場価値が高いと評価されれば給料アップが期待できますが、逆に価値がないと判断されれば下がる可能性が高いです。
目次
転職によって給料が上がる人と下がる人の違いについて
転職によって給料が上がる人と下がる人はどういう違いがあるか?
上記でも触れましたが、それは「転職市場において価値があるかどうか」になります。
転職業界は労働者を求める企業(需要者)と労働を提供する求職者(供給者)、そしてそれを取引する転職エージェントの三者で成り立っています。
転職を業務とする仕事(転職エージェント)が確立されたため、労働者の給料の相場というものが確立され、市場価値がある人材には高い値(高給)が付き、逆に市場価値が低い人は安い値がついてしまいます。
転職市場で価値があるというのは、主に需要があって貴重な人材や替えの効かない人材のことです。
企業からすれば、価値のある人材に対してはお金を払ってでも雇いたいでしょう。
反対に代替可能な人材は給料アップできる可能性が低いです。
なぜなら「誰でもいいレベル」の人材なので、わざわざ高い給料を払って雇う必要がないからです。
自分が転職市場において、価値があるのかどうかを冷静に判断しましょう。
転職して給料が上がる人の特徴
上記では転市場価値の高い人が給料アップすることを説明しました。
では、実際に転職して給料が上がる人にはどういう特徴があるのでしょうか?
下記では、具体的に給料が上がりやすい人の特徴について説明します。
その他に、転職で年収がアップした人の統計的特徴についても合わせてみていきましょう。
今の会社で正当評価されていない
能力やスキルがあるのに、転職前の会社で過小評価されている人は、転職後に給料が上がる可能性が高いです。
なぜなら、転職前の本当の働きに見合った給料を貰っていないからです。
過小評価されている人は転職先で正当な評価を貰い、給料がアップするケースもあります。
自分のスキルや能力を客観的に分析して、「正当な給料」を貰っているのかを分析しましょう。
今の環境でスキルを十分に発揮できていない
転職前の会社で十分なスキルや能力を発揮できず、転職先で活躍し始める人もいます。
そういう人は、転職前の会社では実力を出せなままでいます。
しかし転職先で自分に合った仕事を始めて、活躍し評価が上がり、給料もアップするケースもあるでしょう。
今の環境で自分の能力やスキルが十分に発揮されているのかを考えて下さい。
もし「もっと活躍できる環境や仕事内容がある」という場合は、転職で給料アップするチャンスです。
年齢が20代後半で、転職回数が1回目の人
かなり具体的な特徴で「年齢が20代後半、転職回数が1回目」という人は、転職により年収がアップする可能性が高いです。
これは転職サイトのdodaが年収アップ転職者を対象にした調査で発見した、統計的な特徴です。
まず「年齢が20代後半」というのは、着実にスキルを伸ばしてきた人には実力がついているからですね。
入社して仕事をこなしてく中で、能力やスキルの差が出るのが20代の後半です。
実力がついている人にとっては、転職するということは年収アップの大きなチャンスでしょう。
次に「転職回数が1回目」というのも特徴になります。
転職が一回目、というのはこれまで一度も転職してない、新卒で入社した会社での就労経験しかないという意味です。
新卒で入社した会社にずっといる人は他の仕事をしていないため、言い換えるなら他の会社から給料の査定をされたり、評価されたことがないため、市場価値に見合った給料を得ていないケースがあります。
そのため転職がきっかけで再評価されることで収入アップがしやすいのです。
給料が上がる転職の方法とは?
上記では、転職により給料がアップする人の特徴を説明しました。
では具体的にはどういう方法を取れば、給料の上がる転職ができるのでしょうか?
下記では、転職で給料を上げる方法について詳しく紹介します。
給料が高い業界を狙う
給料水準の高い業界を狙いましょう。
特に今の仕事が「小売やサービス」などの低賃金の仕事であれば、なおさら給料アップ率は高いでしょう。
具体的には「IT、金融、流通、人材系」などは給料水準が高いのでオススメですね。
少し例外的な方法ですが「歩合制の営業」に転職するという方法もあります。
営業は未経験でもできるので、うまく成果を上げることができれば、歩合制で大きく給料アップすることができるでしょう。
ただし成果がなければ、給料も安いので気をつけて下さい。
給料交渉をする
あまり馴染みがないかもしれませんが、給料交渉するという方法もあります。
転職する前に給料交渉をすれば、給料自体を上げてもらえる可能性が高いです。
ただし、タイミングや交渉の仕方には注意して下さい。
給料交渉のタイミングは1次面接時の終盤がいいでしょう。
早い段階で給料について話すことで「実際働いてみたら給料が低かった」とトラブルを防ぐことができますね。
また給料交渉のときには、交渉材料となる「実績やスキル」を持っておきましょう。「給料を上げてもいい」と思わせるような客観的な根拠が必要になります。
そして、給料交渉では具体的な金額を提示してください。お互いに明確な金額が見えていた方が話が進みやすいからです。
転職エージェントを使う
転職エージェントを利用しての転職はオススメですね。
転職のプロと一緒に活動をすることで、様々なメリットがあります。
- 自分の市場価値を精査してくれる
- 希望の求人(年収が上がりやすい)を紹介してくれる
- 非公開の求人も扱っている
- 書類の作成や面接の調整など、面倒な作業の代行
一人で情報収集をしながら転職するよりも、かなり効率的でしょう。
特に転職エージェントしか取り扱ってない非公開の求人もあるので、ぜひ利用したいところですね。
また、転職活動の大きなハードルである「面倒な手続き」をすべて代行してくれるため、仕事をしながらの転職活動でも問題ありませんね。
まとめ
転職によって給料が上がる人と下がる人にはどんな違いがあるかを説明しました。
その違いとは「転職市場において価値があるかどうか」です。
そして、転職によって給料がアップしやすい人の特徴は下記の3つです。
- 今の環境でスキルを十分に発揮できていない
- 今の会社で正当評価されていない
- 年齢が20代後半で、転職回数が1回目の人
さらに転職で給料をアップさせる具体的な方法は、下記3つになります。
- 給料が高い業界を狙う
- 給料交渉をする
- 転職エージェントを使う
仕事をしながら転職活動をしようと考えている人は、転職エージェントの利用がオススメでしょう。
面倒な手続きをすべて代行してくれるので、効率的な転職活動が可能です。