美容師、介護士と並んで給料が安いことで有名な職業、保育士は本当に給料が安く厳しい職種です。
美容師も同じことが言えますが保育士は専門学校に通って国家資格を取得する必要があり、決して誰でも簡単に出来る仕事ではありません。
しかし保育士の平均年収はわずか300万円程度で最も収入が低い仕事の一つであると言えます。
保育士の年収は平均額より100万円も低い? 驚愕の実態が明らかに
保育士の給料の安さは社会的にも問題で、改善すべきだとは思いますが保育園は国、自治体から保育費用が支払われる仕組みとなっているので国の仕組みが変わらなければ収入を上げることはできません。
公務員と同じようなもんで自分の力ではどうすることもできないんですよね。
そのため保育士の実に二人に一人以上が副業経験があると答えた調査結果もあります。
ウェルクスが実施した調査で、保育士に対して副業経験の有無を尋ねてみると、なんと54.7%もの人が「ある」と回答していました。さらに、副業経験がある保育士に今の状況を尋ねると、「現在も続けている」と回答した方が58.9%とかなりの数にのぼります。
保育士が年収アップするには
ここからが本題です。
本来年収アップさせるためには主に下記の4つの選択肢があります。
- 会社で成績を上げて出世する
- 収入の良い会社に転職する
- 副業で収入を得る
- 独立、開業する
保育士の場合そもそも収入が低い業界で、さらに正規雇用で採用されることさえも難しい状態です。
日本は年功序列のため通常会社に長く勤めれば勤めるほど収入が上がっていきますが保育士は10年働いても手取り20万に満たないというケースがザラにあります。それどころか正規雇用(正社員)にさえなれない人もいます。
独立するにしても保育園は簡単に開業できるものではありませんし、保育士不足、低賃金は社会問題にもなっているのでアイディアさえあれば可能性はありそうですが・・・やはりいきなり開業するのは少しハードルが高すぎますよね。
だとすると、「多業種へ転職する」か「副業で収入を増やす」が現実的であると言えます。
保育士が転職するなら…?
保育士の資格、経験は保育園や託児所等で働かなければ何の仕事にも活かすことは出来ません。
専門学校まで通って取得したのに・・・
と思うかもしれませんが専門職とはそのようなものなのです。非常に残念ですが・・・。
なので保育士から転職する場合は保育の仕事とはスッパリ縁を切って全く違う仕事を考えた方が良いと思います。
もちろん年収を上げたいならですよ?
子どもが好きで、その仕事が好きで・・・というなら続けた方が良いと思います。
もし保育士の仕事に拘りがなく、まだ若い(20代)なら全く違う業種、未経験の業種へ学生に戻った気持ちで一からの転職活動をするべきです。
私の知人(来年30歳)にも保育士をやっていた人がいますが、年収が低い云々の前に中々正規雇用になれず悩んでいました。
彼女は現在転職して飲食業の社員として働いていますが年収も大幅にアップしたようです。
飲食業の平均年収も決して高いとは言えませんが会社によっては昇給が早いですし役職が付けばそこそこ収入は得られます。
小売、飲食、サービス等未経験でも参入しやすい業種の賃金は低めですがそれでも保育士よりは正規雇用で採用されやすく年収も高いです。
収入面では一番下の方にあるわけですから自分のやってみたい仕事、正社員として採用されやすい仕事を選んでも年収アップしやすいです。
副業はあり?
保育士は「子どもが好きでなりたくてなった」という人が多いです。
そして実際に働いてみて
「やっぱり子どもが好きだから仕事を続けたい」
「だけど収入面がキツイ・・・」
「なんか良い副業ないかなあ・・・」
と思って2人に1人くらいが副業をする、というデータがあるようですね。
そもそも保育士は正規雇用(正社員)が少ないですし、生活が出来るほどの給料を支払っていないことが多いので副業を認めていることが多いです。
そして保育士は頑張れば頑張るほど収入が上がるというわけでもないので時間がある限り副業に勤しむのはありなんじゃないかと思います。
「副業は何がオススメ?」
と言われるとはっきりお答えすることはできませんが・・・
とにかく行動するしかない
様々な職種、業種の中でも保育士は賃金が安いです。これより安い業界は多分あまりありません。後は一般事務職くらいですかね。
なので転職すればだいたい収入は上がると思います。
非正規雇用の方は頑張って保育士で正規雇用目指すよりも他の業種の正社員の求人を探して応募した方が可能性は高いです。
とにかく本業(保育士)を頑張っても年収アップが難しいので年収を上げたければ転職活動なり副業なりとにかく行動するしかありません。
非常に厳しい業界ですが、国が変わらないことにはどうしようもないのが福祉の世界です。
頑張りましょう。