「仕事が面白くない!」
「ツマラナイ…」
という問題は(本人にとっては)世間が思う以上に非常に重大な問題です。
仕事は通常1日8時間以上、年間休日の平均日数は約120日ですから1年間の約3分の2は仕事に従事していることになります。
正社員としてフルタイムで働く人は寝る時間を除けば日常の大半が仕事をしている時間である、というのが現状です。
それが「ツマラナイ」、「面白くない」、「退屈だ」というのはこれはもう本当に切実な問題です。
「でも仕事なんてそんなものだよ…」
「仕事は仕事。楽しいものじゃない」
社会に出てまだ数年程度の若い人は家族や友人にそういうふうに言われたことがあると思います。
でも騙されてはいけません。
そこはもう譲れる時代じゃないのです。
目次
仕事が楽しくないものだ、という時代は終わっている
仕事が楽しくないものだというのは今の20代~30代くらいの人の親世代までは当たり前でした。
私達の親世代が若者と呼ばれていた頃の日本は高度経済成長期の真っ只中であり、日本を豊かにする労働力の支えとなっていました。
当時は自動車や家庭電化製品を筆頭に製造業が盛んで、労働者達は日本を豊かにするために、便利な社会を創るために必死に働いていました。
しかし現代では製造業は賃金の安いアジア諸国へのアウトソーシング、ハイテク技術による自動化によって超効率化が進み、国内では従業者の割合を大きく落としています。
画像引用元:独立行政法人経済産業研究所
遊びを仕事にする人が増えた
親世代、高度経済成長期では農業や漁業等の一次産業に代わって二次産業と言われる製造業が盛んになりました。
しかし現代は製造業が衰退し、代わりにサービス業を中心とした三次産業が盛んになっています。
三次産業には医療や介護なども含まれますが、平成になって大きく増加したのはIT産業、情報サービス業です。
パソコン、インターネットの普及によって情報通信、情報サービスの仕事が急増し、仕事の種類も多種多様となりました。
一言にIT職と言っても、ゲームアプリを開発する人、ゲーム用のキャラクターをデザインする人、そのシナリオを作成する人、ウェブサイトを作成する人、テストをする人、広告、宣伝をする人…
等仕事は多岐に渡ります。
最近ではゲーム動画をyoutube等にアップロードして広告収入を得るyoutuberと呼ばれる人達もいます。
昔と違って現代は仕事が多岐に渡るため、自分に適した仕事に就く人、自分がやりたい仕事に就く人、やりがいをもって仕事をしている人が増えているように思います。
逆にそういう人をfacebookやTwitter等のSNSで見て、
「自分も今の退屈な仕事を辞めて面白い仕事をしたい」
と思う人も増えているはずです。
仕事が楽しくないと感じる人の対処法
これまで述べてきたように時代の変化によって、
「仕事は面白くないものだ」
と割り切れるような環境にいる人はむしろ少ないんじゃないかと思います。
では、どうすれば仕事を楽しく出来るか?
仕事を面白いと思えるようになれるか?
方法は今の環境によって変わってきますが、まず以下の3つを実践してみることをお勧めします。
ひたすら一生懸命今の仕事をやる
仕事以外にもゲーム、スポーツ、勉強等何にでも言えることですが、一生懸命取り組むことでやりがいを見出すことが出来るケースは多いです。
例えば学生時代に「ツマラナイ」と思っていた行事でも、開き直って本気で取り組んだら意外と楽しめた、という経験があったりするのではないでしょうか。
マラソンなんかも始めは乗り気じゃなかったけど、一生懸命頑張ったら達成感があってやりがいを感じたり…というような経験は誰しも一度は体験したことがあると思います。
仕事も同じで一生懸命取り組んで、良い結果が出ればやりがいを感じることが出来るはずです。
「天命に任せて人事を尽くす」
は、銀座まるかんの創業者である斎藤一人さんの言葉ですが、一旦自分に課せられた天命だと思って頑張ってみてはどうでしょうか。
それでやっぱりダメだと思ったら辞めたら良いだけです。
やりたいことがあるならそれをやる
やりたい仕事、叶えたい目標等があればそれに向かって進みましょう。
やりたいことを我慢してツマラナイことを続けることは何よりしんどいです。
家族がいたり、金銭的な悩みが理由で今の仕事が辞められない、ということもあると思いますが、現代では金銭的な面での苦悩よりもやりたいことを我慢して嫌なことを我慢し続ける苦悩の方が圧倒的に危険です。
前者で死んだり病気になる人は少ないですが、後者は大勢います。日本では餓死より自殺者の方が圧倒的に多いです。
やりたいことがすでにある、という人は我慢する時間が勿体ないのでさっさと見切りを付けて踏み出しましょう。
プライベートを充実させる
一旦仕事はお金を得るためだけと割り切り、プライベートを充実させるというやり方もあります。
出来るだけ早く仕事を終えて、プライベートの活動に熱中するものいいでしょう。
趣味に没頭したり、ジムに通って身体を鍛えるのもいいです。
特に社外の人とたくさん交流することをお勧めします。
社外の人と会話することで、自分がやりたいこと、目標が見つかるかもしれませんし、やるべきことが分かるきっかけになるはずです。
毎日が充実しないのは仕事だけでなくプライベートの問題であるケースも多々あります。
今はSNSの普及によって共通の趣味を持っている人と交流するのは簡単ですし、イベント等も探しやすいです。
まとめ
小さい力で大量生産が可能になった現代では、有体に言って日本人の大半は働かなくても機能します。
日本人、というより先進国の大半人は遊びを仕事にしているようなもんです。
そんな時代に、
仕事はツマラナイものだ…
面白くないものだ…
と割り切るのはあまりにも勿体ないです。
せっかく多種多様な仕事があるのですから、まずは自分のやりたいことを見つけて、それに向かって進んでみましょう。